ゼア・ウィル・ビー・ブラッド / どろっとした質感の、おも~い映画
11月 19th, 2008 Filed Under ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
review
2008年アカデミー賞主演男優賞のダニエル・デイ=ルイスと天才ポール・トーマス・アンダーソン監督がおくる、重厚な、まさに重油のような「どろっ」としたヒューマンドラマ。
深いねぇ~、この映画、実に味わい深い。
ポール・トーマス・アンダーソン監督が映画「マグノリア」で見せてくれた「血縁と宗教」。
人類にとって、切りたくても切れない二大テーマを、本作品ではよりわかりやすく、よりストレートに表現しているだけに、このどろどろ感が「無視できない映画」に仕上がっている。
見ごたえはあるし、最後まで飽きないし・・・
かと言って、ハラハラ・ドキドキ・ワクワクでもない。
見終わった後に「ずど~ん!」とやってくる感傷は重く、深い。
なぜかしら・・・また見たくなるという感じの映画だね。
「山師の石油採掘王」ダニエル・プレインビューの半生を描きつつ、
「ニセ宗教家」のイーライの、これまた半生を重ねつつ、
征服する者と、征服される者 利用する者と、利用される者
それぞれの事情と主張、生き様が描かれていて、
1800年代のアメリカを描いてはいるけど、
実は現世に通じる、人間の暗部と皮肉が描かれている。
この映画の見所は、ダニエルとイーライの駆け引き、山師とニセ宗教家の対決だ。
最後はダニエルの自宅のボーリング場で決するのだけれど、
俳優としてのダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノの演技対決も見ものだった。
data
THERE WILL BE BLOOD
2007年 158分
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:
ダニエル・デイ=ルイス … Daniel Plainview
ポール・ダノ … Paul Sunday / Eli Sunday
ケヴィン・J・オコナー … Henry
キアラン・ハインズ … Fletcher
ディロン・フレイジャー … Young H.W. Plainview
バリー・デル・シャーマン … H.B. Ailman
trailer
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Tags: キアラン・ハインズ, ケヴィン・J・オコナー, ダニエル・デイ=ルイス, ポール・ダノ
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